写真左側が銀画鋲、右側が金画鋲。 日本で見られるごく標準的な画鋲である。 金画鋲は広く市販されているもので、銀画鋲は金画鋲を磨くなどしてメッキを落としたものだ。 最近では、銀画鋲が市販されているのも目にするようになった。
このタイプの画鋲は見慣れてしまって、別に今更と思うかもしれないが、日本の金属加工技術を世界に示す一品であろう。 画鋲というのは、針と傘の部分を接着しないといけない。 この画鋲では、その接着部が非常に小さく、しかも接着剤などいっさい使わないで接着されている。 また、針の作り方も秀逸で、円柱状の針金の先を挟んでカットしているので、カットされた部分が刃状になって、刺しやすく抜けにくい針先となっている。 金属の性質をうまく利用したこの画鋲は、他のものと比べても、丈夫でコンパクトにまとまっていて、まさに最高の機能美を備えていると言えよう。